米大リーグ球団アスレチックスのユニークなチームづくりを描き、映画にもなった野球小説「マネーボール」。統計学に基づいた「セイバーメトリクス」と呼ばれる指標で選手を評価し直し、限られた資金で強豪チームを編成した画期的な手法は新しい野球観を構築し、その後の球界に多大な影響を与えた。進化を続けるセイバーメトリクスの考え方を紹介しながら、少し違う野球観戦の視点を提案する。

昨季半ば、Aクラス入りの望みが薄れた日本ハムは早々と今季を見据えたチームづくりにかじを切った。若手を積極的に起用する傍ら、球宴に出場したベテランの谷元圭介をはじめ、ルイス・メンドーサやエドウィン・エスコバーを次々と放出した。日本では類をみない割り切った手法にファンは一抹の寂しさを覚えたかもしれない。しかしチーム編成の特色はこうした低迷期に一段とあらわになる。ここでは感情論を離れ、日本ハムのチームづくりを貫く哲学について考えてみたい。

(こちらの記事の続きは、 「日本経済新聞」にて、お読みいただけます)



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