日本シリーズ第2戦。先発はオリックスが宮城大弥と明言されている。ヤクルトは明言されてはいないが、報道や@Deltagraphsでのアンケートでも、高橋奎二の先発が有力視されているようだ。2人の若手左腕は、投球データで見るとどのような違いがあるだろうか。Pitching Reportを使って比較を行う。

宮城大弥2021年のPitching Report


pict

宮城は第1戦で先発したヤクルトの奥川恭伸同様、ストライク獲得のカテゴリで優れた成績を収めている。最初の3球でのうち2球がストライクとなる割合(打席結果含む)は78%。リーグ平均の72%を大きく上回っている。制球・コマンド力のカテゴリを見ると、ストレートより変化球で多くストライクを獲得している様子がわかる。


高橋奎二2021年のPitching Report


pict

宮城に比べるとレギュラーシーズンの成績では劣って見える高橋だが、Pitching Reportではほぼ全項目で平均以上の成績を収めている。ストライク獲得だけでなく、仕留め力でも優れた成績を残していたようだ。またイニング先頭打者のアウト割合が78%(NPB平均は69%)。シーズン中は先頭打者を高確率で抑えることに成功していたようだ。日本シリーズでもその再現となるだろうか。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocketに追加

  • 関連記事

  • DELTA編集部の関連記事

  • アーカイブ

執筆者から探す

月別に探す

もっと見る