パークファクター
概要
球場の特性がプレーに与える影響、あるいはそれを特定の側面について数値化したもの。異なる環境下でプレーする選手同士を比較する際に成績を補正する目的等で使用される。
得点のパークファクターが1.10であれば、その球場は同じリーグの平均的な球場に比べて1.1倍得点が記録されやすい打者(攻撃側)に有利な球場ということになる。
計算式
パークファクター=(本拠地球場での試合あたり得点+失点)÷(他球場での試合あたり得点+失点)
※上記は得点についてのパークファクターを算出する場合の式
※1.02で採用のパークファクター算出式はver.1.9.0のアップデート時に変更を行った
留意点
原理的には、チームの能力に影響される指数ではない。すなわち、攻撃力の高いチームでもそれによって得点のパークファクターが高くなるわけではない。パークファクターの計算式は当該チームの試合において本拠地とそれ以外とで得点・失点の多さが異なるかを比較するものであって、攻撃力が高いことによって本拠地でもそれ以外でも得点が多いのであれば、パークファクターは上がらない。
年間を通せば本拠地以外の試合もおおむね同数存在するため、パークファクターの数字がそのまま成績に跳ね返るわけではない。例えばパークファクターが1.50の球場を本拠地としていても、チームの年間得点数が本来の能力に比べて1.5倍になるわけではない。
実態を反映した数値を出すには1年ではなく複数年のサンプルをとったほうがいいとされている。3年から5年の値を平均したものがよく用いられる。