DER(Defense Efficiency Ratio)
DER(Defense Efficiency Ratio)とは「本塁打を除いてグラウンド上に飛んできた打球のうちアウトにになった割合」を表す指標であり、チーム全体での守備の評価に用いられる。ビル・ジェイムズが開発した。平均値は.700前後で、DERの値が高いほど打球のうち多くをアウトにした優れた守備力を表すこととなる。
計算式
DER=(打席-安打-四球-死球-三振-失策)/(打席-本塁打-四球-死球-三振)
※失策は本来打球の処理にかかわるもののみを計上すべきだが公式記録からは区別不能なため全体の失策数を用いるか、あるいは単に失策を無視して計算されることが多い。1.02では失策出塁と野選が対象となっている。
計算式の分子は打席の結果アウトを取ったもの、分母は本塁打を除く打球を表している。「グラウンド上に飛んだ打球が安打になった割合」を表すBABIPとは「DER=1-BABIP」という関係にあり、打球のうちアウトになった割合を表すのがDER、ヒットになった割合を表すのがBABIPである。