RRF(Relative Range Factor)
RRF(Relative Range Factor)とはビル・ジェイムズがRFの欠点を補正する形で開発した守備の評価指標である。刺殺・補殺の多さによって野手を評価するというRFの考え方を基礎に置きつつ、投手陣の奪三振の多さに対する補正、ゴロ/フライ傾向への補正、右/左傾向への補正、チームの守備力への補正等が行われる。
計算方法はやや複雑で、詳細は2006年に発売された書籍『The Fielding Bible』の中で説明されている。RRFはUZRのような打球のデータを用いずに一般的な野球の記録から算出することができるため、UZRのデータが得られない過去の野手の守備を評価する際に用いられることがある。