前回に引き続き、FA選手の流出を防ぐための具合案を考えていきましょう。




<これまでのFA流出防止策>


1)契約延長、複数年契約で囲い込み
2)メジャー流査定方法でコストを抑える
3)ファームでの育成期間確保



4、トレードによる放出



NPBでは、FA選手の退団につき元の在籍球団は対象選手に限り、移籍に関する補償を求めることが出来ます(金銭補償、人的補償)。人的補償の場合、移籍先球団がプロテクトした28人以外に見所のある選手がいれば流出のマイナスも多少は補うことが出来ますが、金銭補償のみを求めるケースも少なくありません。また、補償対象外(年俸Cランク)の選手については人的にも金銭的にも補償はありません。


岸孝之投手(楽天に入団)を例にすると、今シーズンリーグ4位の西武から5位楽天に移籍したこともあり、補償は金銭のみ受けると予想するファンは多いようです。言い換えると、移籍先の楽天には28人もプロテクトしてしまうと対価(金銭補償のみは旧年俸の80%、人的補償は同50%を受け取り。岸投手はAランクに予想)に見合う選手がいないと判断。金銭を得て、その分を補強に使えば良いという声もあるようです。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocketに追加

  • アーカイブ

執筆者から探す

月別に探す

もっと見る