“セイバーメトリクス”を、どう使うか?


トラッキングデータの高度な活用の支援という役割を得たセイバーメトリクス(Sabermetrics)は、日本球界への浸透段階に入っている。分析部門を強化する球団も増加しており、野球の科学的な探究はより多角的に、スピード感を持って進展するようになってきた。この探究をリードする分析家による打撃、投球、守備、編成それぞれのテーマからの計12編の分析リポートを収録。


■セイバーメトリクス・キーワード解説
01 勝利と得失点
02 得点期待値
03 得点価値
04 攻撃を評価する指標
05 率・量・差
06 Batted Ball
07 投球を評価する指標
08 年度間相関
09 守備を評価する指標
10 UZRへのステップ
11 貢献の勝利換算
12 Plate Discipline
13 ハングタイム
14 1950~1970年代
15 1980~2010年代
16 セイバーメトリクス発展史

■REPORT
>>Batting(打撃)
・勝負強さの研究(蛭川皓平)
・コースに逆らわない打撃は本当に有効なのか(市川博久)
・進塁打に価値はあるのか(道作)

>>Pitching(投球)
・リバン・モイネロとロベルト・スアレス(水島仁)
・トラックマン(Trackman)を活用したストレート変化量の研究(八代久通)

>>Fielding(守備)
・ゾーンデータとは異なる守備評価アプローチ~With or Without 安達了一~(岡田友輔)
・時間計測によるピボットマンの評価実験(大南淳)
・難易度によるフライの分類と守備成績の評価(Student)

>>Organization(編成)
・スカウティングとプロジェクション(山崎和音)
・途中入団外国人選手についての考察(水島仁)
・「広岡西武」の研究(竹下弘道)

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