ポジション別wRAAとは:同じ打席数をリーグの同ポジションの平均的な打者が打つ場合に比べて、どれだけチームの得点を増やしたか、または減らしたか。ポジション平均の打者であれば0。3.0であれば同ポジションの平均より3点多く打撃でチームの得点を増やしたと考えることができる。この表を見て、攻撃面の強みがどのポジションにあるのか、各チームの状況の把握に役立ててほしい。先週(4月17日)時点のポジション別攻撃力は
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パ・リーグポジション別攻撃力
楽天は捕手の攻撃力がリーグトップ。23日の試合では昨季最も出場機会が多かった太田光が今季初出場を果たしている。ソフトバンクは遊撃の今宮健太が絶好調。先週は打率/出塁率/長打率が.526/.571/.737の活躍を見せ、他球団に大きく差をつけた。西武は開幕から中堅で起用された鈴木将平が停滞気味。そこで先週からはこれまで左翼を守っていたブライアン・オグレディの中堅起用も試しはじめた。
オリックスは昨季の本塁打王杉本裕太郎がここまで深刻な不振に。杉本が主に守る右翼は昨季大きな強みとなったが、ここまでは-5.7と他球団に後れを取っている。ロッテは弱点の遊撃に2年目の小川龍成を起用。23日の試合では5打席で2安打1四球と見事なはたらきだった。日本ハムは野村佑希の活躍により先週時点で-0.5だった三塁の攻撃力を2.4まで押し上げている。
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セ・リーグポジション別攻撃力
読売は新外国人アダム・ウォーカーの活躍で左翼の攻撃力を上昇させている。広島は昨季遊撃のレギュラー小園海斗がここまで結果を残せていない。中日は今季から石川昂弥が三塁に定着。ここまで平均レベルの攻撃力を発揮しているようだ。
ヤクルトは左翼のベテラン青木宣親が不振に喘いでいる。DeNAは内野陣の攻撃力が全てプラスに。しかし三塁の宮﨑敏郎が負傷離脱となってしまった。阪神は中堅を守る近本光司の攻撃力が落ち込んでいる。
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