ポジション別wRAAとは:同じ打席数をリーグの同ポジションの平均的な打者が打つ場合に比べて、どれだけチームの得点を増やしたか、または減らしたか。ポジション平均の打者であれば0。3.0であれば同ポジションの平均より3点多く打撃でチームの得点を増やしたと考えることができる。この表を見て、攻撃面の強みがどのポジションにあるのか、各チームの状況の把握に役立ててほしい。先週(9月26日)時点のポジション別攻撃力はこちらから

パ・リーグポジション別攻撃力


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首位・オリックスは主砲・吉田正尚が再び故障。だが昨季までとは異なり、今季のオリックスは両翼のもう一方にもリーグ最高レベルの攻撃力を備えた打者がいる。ロッテは9・10月の1試合平均得点が3.23点と振るわず、ロースコアの試合展開が増加している。9月19日終了時点では中堅が+12.0、右翼が+13.9点と大きなリードを奪っていたが、わずか2週間で値は小さくなった。

楽天は遊撃に定着しつつある山﨑剛が好調。2日の試合で先頭打者本塁打を放ったほか、遊撃UZRでも好値を記録小深田大翔とあわせて遊撃の攻撃面は他球団に対して強みとなっている。ソフトバンクは一塁、左翼を守る中村晃が本来の力を発揮できていない。一塁守備では好成績を残しているが、打率/出塁率/長打率で.247/.342/.329と打撃は低迷している。

西武は外野の攻撃力をどう確保するかが今オフの課題だ。ドラフトで優先的に指名を行うか、若手の成長に期待するか、FAや新外国人補強を行うか、オフの動きが注目される。日本ハムでは高濱祐仁野村佑希らが健闘を見せるが、他球団に差をつくるほどではない。万波中正清宮幸太郎らを含め若手が一軍でどれだけ長打力を発揮できるかがチーム浮上のポイントとなる。

先週時点(9月26日)のポジション別攻撃力はこちらから


セ・リーグポジション別攻撃力


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ヤクルトは3日の試合で塩見泰隆が途中交代。中堅は二塁、三塁以外で数少ない強みであるだけに、容態が心配される。阪神は攻撃面で大きな弱点がないポジション構成だったが、ここにきて両翼の攻撃力が低下。特に右翼は7月11日時点では2.2点とプラスを保っていたポジションだが、後半戦に落ち込んでいる。

読売はここに来て守備を重視してか捕手に小林誠司を優先起用するようになっている。ただ攻撃面だけを見れば相対的に捕手のマイナスは膨らんでいるようだ。中日の遊撃を守る京田陽太は攻撃面の問題点を指摘されることも多いが、ポジション内で比較した場合それほど大きな差はつけられてはいない。

広島では菊池涼介が守る二塁が攻撃面でプラスの値に。田中広輔、読売に移籍した丸佳浩など同世代の選手が成績を落とす中、菊池は攻撃面でクオリティを保っている。DeNAは捕手と遊撃手の2ポジションが大きなマイナスに。大きな穴が空いているのは2つだけだが、この2つのポジションの選手は希少性が高いため確保が難しく、改善は容易ではない。

先週(9月26日)時点のポジション別攻撃力はこちらから

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