ポジション別wRAAとは:同じ打席数をリーグの同ポジションの平均的な打者が打つ場合に比べて、どれだけチームの得点を増やしたか、または減らしたか。ポジション平均の打者であれば0。3.0であれば同ポジションの平均より3点多く打撃でチームの得点を増やしたと考えることができる。この表を見て、攻撃面の強みがどのポジションにあるのか、各チームの状況の把握に役立ててほしい。先週(5月2日)時点のポジション別攻撃力はこちらから


セ・リーグポジション別攻撃力


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阪神は開幕から打撃面でいまひとつだった近本光司が復調し、中堅の攻撃力が回復傾向。ポジション別に見ると、ほとんど穴のない攻撃陣になっている。読売では、坂本勇人が守る遊撃がリーグを支配するほどの影響力を発揮。それだけに本日(9日)の試合での故障は非常に気がかりだ。離脱期間の長短はリーグの趨勢に大きな影響を及ぼす。

ヤクルトは昨季攻撃力不足に苦しんだ捕手がリーグで最も高い攻撃力を発揮。2番に定着した中村悠平の活躍が光る。中日は捕手が数少ないストロングポイントに。フレーミング技術に注目が集まる木下拓哉だが、攻撃力の高さも見逃せない。

広島は菊池涼介が守る二塁、鈴木誠也が守る右翼以外に攻撃面で強みがない。會澤翼坂倉将吾と主力級を2枚抱える捕手で差をつくれていないという点で例年とは異なる。DeNAは攻撃面の穴がセンターラインに集中。守備面で高いスキルを求められるポジションをこなしながら、一定の打力も備える選手が不足しているようだ。そんな中、牧秀悟が二塁に定着しているのは、今後のチームを考えるうえでも朗報といえる。

先週(5月2日)時点のポジション別攻撃力はこちらから




パ・リーグポジション別攻撃力


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首位の楽天だが、今季も捕手の攻撃力確保には苦戦。太田光下妻貴寛を起用しているが、攻撃面では存在感を発揮できていない。ソフトバンクは左翼を務めることが多かったジュリスベル・グラシアルが離脱。外野の層が厚いとはいえ、どこまでカバーできるだろうか。

ロッテは開幕から中堅手の攻撃力不足に苦しんでいたが、4月24日から左翼の荻野貴司を中堅に移した。これにより中堅手はほぼ平均レベルにまで攻撃力を回復させている。西武は弱点が非常に多い編成。そんな中、守備の名手・源田壮亮が攻撃面でも他球団に差をつけていることは見逃せない。

オリックスは杉本裕太郎の活躍もあり右翼手の攻撃力がチームの強みに。左翼の吉田正尚とともに両翼の攻撃力で他球団に差をつくっている。日本ハムはほとんどのポジションが攻撃面で弱点となる苦しい状況。そんな中、指名打者がリーグ最高の14.5点と強みになっているのは近藤健介の活躍によるもの。これまで2ケタ本塁打を記録したことがない打者だが、今季はすでに6本塁打と長打力の面でも成果を見せている。

先週(5月2日)時点のポジション別攻撃力はこちらから



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