• 1.02 Column


はじめに


今回より、この場を借りてデータ分析をした結果を報告させていただきたいと思います。
いったい何をしようかと考えたのですが、2016年のシーズンをリアルタイム(より少し遅れながら)で追いかけて、月ごとに注目選手をピックアップし、その成績を分析していきたいと考えました。



一般に、短期間の成績は、選手自身ではコントロールできない要素に左右されやすく、あまり信用できるものではありません。
しかし、短期的な成績が全て一過的な運の良し悪しに左右されるわけではなく、選手の調子や何か対策のようなものを取られているような場合も考えられます。
そのような要素をシーズン中のデータを丁寧に見ていくことで理解することはできないだろうかというのが大きな目的です。



2015年のシーズン内での成績の変動




例として昨年の山田哲人選手のシーズン中のOPS(出塁率+長打率)をまとめてみました。 データを以下の図1に示します。


(図1)

Error



山田選手が出場した試合ごとの成績を、通算のほうは1試合ずつ累積した成績でOPSを求め、5試合のほうは前後2試合の成績を合計したOPSを計算したもので、短期的な成績といえます。
打席数が次第に増えていく通算のほうはそれほど大きく変化しませんが、短期的な成績である5試合のほうは成績に変動があることを確認できます。



このデータからわかるのは、トリプルスリーという優れた成績を残した2015年の山田選手でも、良い時期もあれば悪い時期もあるということです。
こうした成績の違いはどこから来るのかということを調べる価値はあると思います。



もう1人投手の例として、則本昂大選手のシーズン中の防御率とFIPをまとめてみました。
データを以下の図2に示します。


(図2)

Error



当たり前ですが、則元選手もシーズンを通して見れば良い時期もあれば悪い時期があることを確認します。
特に注目したいのはシーズン半ばに防御率が5.00を超えている時期です。
この時期は良くない時期であるといえますが、防御率が高い反面FIPはそれほど高くありません。
FIPとは奪三振・四死球・被本塁打によって決まる成績ですが、これらの投球内容には問題が無かったといえます。
それではなぜこの時期は失点が嵩んだのでしょうか?



このように、どんな選手であってもシーズン中の成績をよくよく見ていけば、掘り下げて考えなくてはならないテーマが見えてきます。
今回はシーズン中の成績を概観しただけですが、次回からは2016年の選手を対象に、シーズン中の成績を概観しながら気になるポイントを掘り下げていくような分析をしていきたいと考えています。




次回予告


以上のような分析を、2016年のシーズンの月ごとにやっていきます。 3月は流石に試合数が少ないので4月と合わせて5月の上旬に報告できればと思います。 基本的は野手と投手から1人ずつ選びたいと考えています。



誰を選ぶかについては、独断と偏見にはなりますがデータを見ながら、月ごとに興味深い選手を探していきたいと思います。
有名な選手を選ぶよりも、データの挙動が面白い選手のほうを選びたいと考えていますが、誰になるかはシーズンが始まってのお楽しみということでお待ちください。

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