楽天のオコエ瑠偉選手はここまで高卒一年目ながら50打席を超える出場機会を得ている。高卒選手は戦力化まで時間を要する割合が高いだけに、1年目でこれだけの機会を得ただけでも、十分に善戦しているといえるだろう。
ただ、打席でのパフォーマンス
は改善の余地を多く残し、期待を込めて首脳陣が起用している面が強い。
しかし、オコエの起用が、「期待の若手を育成するため、勝敗に目をつぶっている」かというとそうでもない。攻撃面では課題の多いオコエだが、守備や走塁の評価は高い。
長年、楽天の外野守備は問題を抱えていたが、オコエをセンターで起用することで、外野守備で明るい兆しが現れている。