ポジション別wRAAとは:同じ打席数をリーグの同ポジションの平均的な打者が打つ場合に比べて、どれだけチームの得点を増やしたか、または減らしたか。ポジション平均の打者であれば0。3.0であれば同ポジションの平均より3点多く打撃でチームの得点を増やしたと考えることができる。この表を見て、攻撃面の強みがどのポジションにあるのか、各チームの状況の把握に役立ててほしい。先週(6月6日)時点のポジション別攻撃力は
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パ・リーグポジション別攻撃力
楽天では、故障で離脱していた
銀次が9日に一軍復帰。明確な弱点となっている指名打者の攻撃力不足を解消できるだろうか。ソフトバンクは周東佑京の故障も重なり、三森大貴の出場機会が増加。攻撃力が不足している二塁の穴を塞ぎたい。
オリックスは打撃陣も好結果を残し、交流戦優勝。Aクラスにも浮上している。表を見ると攻撃面の弱点は明確で、ここに平均的な選手を配置できれば大きくチーム力は向上する。ロッテでは入団からリプレイスメント・レベルのはたらきにとどまっていた藤岡裕大が攻守に好調。遊撃UZRのランキングでも上位に顔を出している。
西武では1番打者を務める外野手・岸潤一郎が今週2本の先頭打者弾。右翼・愛斗の好調もあわせて、外野の攻撃力不足解消に向け前進を見せている。日本ハムは複数のポジションで大きな攻撃力不足。
野村佑希、万波中正ら若手を起用し状況の打開を図るが、解決はなかなか難しそうにも見える。
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セ・リーグポジション別攻撃力
阪神の一塁は2017-19年の間、攻撃力不足に苦しんでいた。ジェフリー・マルテの活躍によってその問題は完全に解消している。読売はチームの柱・坂本勇人が復帰も、そのタイミングで二塁の吉川尚輝が離脱。万全の陣容で戦えない状況が今後も続く。
ヤクルトは今週、山田哲人が5本塁打を放つ大活躍。ヤクルトの二塁は先週の7.5点から、14.0点へと大きく差を広げている。中日では、攻撃力不足に苦しむ二遊間に堂上直倫が入り好調を維持。11日には4安打を放つなど、チームの交流戦2位フィニッシュに貢献した。
DeNAでは宮﨑敏郎が守る三塁も実は小さな弱点。攻撃面ではセ・リーグ比で-4.8点とマイナス評価。長打力の面で他球団の三塁手に劣っているようだ。また守備面をUZR評価で見た場合でも平均に後れをとっている。
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