ポジション別wRAAとは:同じ打席数をリーグの同ポジションの平均的な打者が打つ場合に比べて、どれだけチームの得点を増やしたか、または減らしたか。ポジション平均の打者であれば0。3.0ならば同ポジションの平均より3点多く打撃でチームの得点を増やしたと考えることができる。この表を見て、攻撃面の強みがどのポジションにあるのか、各チームの状況の把握に役立ててほしい。


セ・リーグポジション別攻撃力


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読売は新外国人ジャスティン・スモークが一軍に合流しいきなり結果を残した。合流前の時点でチームの一塁は十分なはたらきをしていたが、スモークの活躍もあり、坂本勇人が守る遊撃に次ぐストロングポイントとなっている。ヤクルトは山田哲人村上宗隆のコンビが圧倒的な攻撃力を発揮。

広島は一塁が大きな弱点に。ただ比較的手当ての選択肢は多いポジションだけにシーズン中でも打つ手はある。攻撃力に苦しむ中日は両翼が大きなマイナスを計上。また例年強みになる三塁の攻撃力も高橋周平の長打面におけるはたらきが十分でなく、落ち込んでいる。DeNAはここまで捕手の攻撃力に苦しんでいたが、本日の試合で戸柱恭孝が2本塁打。これを継続できるか。



パ・リーグポジション別攻撃力


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楽天は辰己涼介の活躍もあり、昨季まで弱点となっていた中堅が攻撃面でチームの強みに。その中堅のポジションでは例年通りソフトバンクが存在感を増してきている。ロッテは二塁の中村奨吾、右翼のレオネス・マーティンが攻撃の中心に。

西武の攻撃力は山川穂高外崎修汰と主力が離脱した内野よりも、外野がより深刻な問題となっている。若手の太田椋を抜擢したオリックスの二塁だが、ここまでは大きな弱点に。日本ハムはここまでの時点で極めて厳しい攻撃力だが、新型コロナウイルス感染により西川遥輝ら主力が離脱。控え選手の起用でどれだけチーム力を維持できるだろうか。



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