2008年の日本一を最後に、西武は8年間ペナント制覇から遠ざかっている。この8年間でBクラスが4回、現在は3年連続で4位以下と、かつての名門チームが停滞している。常勝・西武が力を落としたのは、主力選手の流出による戦力低下が大きい。


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上記は2010年以降にFAで他球団に移籍した選手になる。投手ではエースだった涌井・岸、打者でも中島・片岡などチームの顔ともいえる存在の移籍が続いている。選手育成に定評がある西武だが、短期間にこれだけの主力が流出してしまってはチーム力を維持することは厳しかった。


西武のコスト面での制約


ペナント奪回を目指す西武だが、財政状況を見るとその道筋が容易でないことが伺える。現在の西武はかつての主力選手が峠を越え、コスト面で年々苦しい状況になっている。さらに、これからチームの中心になった選手のFA権取得が近付いている。

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