ポジション別wRAAとは:同じ打席数をリーグの同ポジションの平均的な打者が打つ場合に比べて、どれだけチームの得点を増やしたか、または減らしたか。ポジション平均の打者であれば0。3.0であれば同ポジションの平均より3点多く打撃でチームの得点を増やしたと考えることができる。この表を見て、攻撃面の強みがどのポジションにあるのか、各チームの状況の把握に役立ててほしい。先週(6月26日)時点のポジション別攻撃力はこちらから

パ・リーグポジション別攻撃力


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ソフトバンクは複数の選手が新型コロナ感染により離脱。この中には主力の甲斐拓也ジュリスベル・グラシアルらも含まれている。捕手や左翼の攻撃力推移に注目だ。楽天は弱点の一塁の攻撃力が改善傾向に。先週は主に銀次が入り打率/出塁率/長打率で.476/.522/.571の活躍を見せた。西武は捕手の森友哉が好調。森の負傷離脱、不調の影響もあり捕手の攻撃力は6月26日時点で-7.8とリーグワーストだったが、-4.5まで回復している。

ロッテは左翼の荻野貴司が好調だ。先週は打率/出塁率/長打率で.462/.500/.538の活躍。リーグワーストとなっている左翼の攻撃力を押し上げる活躍を見せている。オリックスは指名打者平均レベルに。今季はこれまでと比較すると、吉田正尚が指名打者で起用される割合が増加。しかし吉田のプラスをほかの選手が食いつぶしてしまっている。日本ハムは6月28日の試合で近藤健介が復帰。近藤が復帰後、中堅を守っていた松本剛を右翼に移す起用を見せている。

先週時点(6月26日)のポジション別攻撃力はこちらから

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セ・リーグポジション別攻撃力


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ヤクルトは中村悠平が打撃好調で捕手が新たな長所に。昨季2本塁打だった中村だが、7月3日の試合で今季2度目となる1試合2本塁打を記録。長打力を示すISO(Isolated power)では昨季の.080から.152へと大きく上昇している。読売は坂本勇人が調子を上げてきた。先週は打率/出塁率/長打率で.400/.455/.700を記録。今季は自身の負傷離脱もありチームの遊撃攻撃力は6月5日時点で1.4にとどまっていたが、7月3日終了時点で7.5にまで押し上げている。広島は小園海斗が守る遊撃の攻撃力が平均レベルに。5月1日時点では-6.2とシーズン当初打撃不調に陥っていたが、数字を戻してきた。守備面でも、昨季-13.2と大幅なマイナスを記録した遊撃UZR(Ultimate Zone Rating)で、今季は平均レベルと健闘を見せている。

阪神は中堅を守る近本光司が29試合連続安打を継続中。しかし今季はここまで0本塁打。長打力を表すISOでは昨季の.128から.043に大きく低下している。DeNAと中日は二塁に注目だ。DeNAは二塁を守る牧秀悟が不調に。6月5日時点で二塁の攻撃力はセ・リーグ最高の16.9となる傑出を見せていた。しかし現状は他球団との差が縮まっている。反対に好調なのは中日の二塁を守る阿部寿樹。先週は打率/出塁率/長打率で.500/.524/.600を記録。ハイレベルなセ・リーグの二塁手の中で健闘を見せている。

先週(6月26日)時点のポジション別攻撃力はこちらから

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